赤ちゃんの歯と哺乳瓶
赤ちゃんの歯が生える時期
赤ちゃんの歯の生え始めは、個人差があります。生え始めの時期はだいたい6~9ヶ月で、前歯から生えます。
生まれつき歯が生えている赤ちゃんもいます。それが原因で、赤ちゃんはお乳を飲むとき、舌の裏をケガしたり、お母さんの乳首を噛んでしまいます。歯科処置をしなければならないケースもありますので、異常に気づいたら歯科に相談してください。
歯が生えてこない場合
一歳を過ぎても歯が生えてこなかったら、生まれつき乳歯がないこともあります。不安にならないでくださいね、大丈夫です。歯科に相談してみましょう。
生えた歯について
生まれつき歯の形が違ったり、色が黄色や茶色になっていても驚かないでください。その時点ですと、ほとんどのケースで経過を観察します。「あれ? 形がおかしい?」「へんな色…」と気づいた時点で、歯科に相談しましょう。
離乳
授乳・離乳の支援ガイド(2019年3月)によると、離乳の開始時期として、「6か月」と回答した保護者の割合が、44.9%でした。これは 2005年度よりピークが 1か月遅くなっています。離乳開始の目安は、「月齢」とした割合が 84.3%でした。
ちょうど赤ちゃんの歯が生えはじめる時期と重なります。この時期にさしかかると、夜間に唾液がとまってきて、生えたての柔らかい赤ちゃんの歯は虫歯の危険にさらされます。なので夜間離乳を試してみましょう。
参照
哺乳瓶について
哺乳瓶にジュースやスポーツドリンクを入れて飲ませないでください。虫歯の原因になります。何を飲ませたらよいのか迷ったとき、定期健診で相談してくださいね。
砂糖を控える
離乳食がはじまると、甘いものは果物などを選びましょう。砂糖を使ったお菓子は与えないようにしてください。子どもの味覚は三歳ごろまでに形成されます。この時期に砂糖を使ったお菓子や飲料を飲食する習慣を身につけないようにすれば、将来の虫歯リスクを減らせます。
100 パーセント果汁飲料
果物のままだと食べられない量をいくらでも飲むことができるのであまり与えないようにしましょう。